夜散歩には「光る首輪」

2023/03/16

犬の話 犬用品

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 コレはちょっと光りすぎてるけど。

ししとフィオ、それぞれ3本装着。
犬用の光る装具、つけている方も多いですよね。ししまるにも光る首輪をつけています。ししまる家での通称「チカチカ」(そのまんま)。ししを散歩に出した時からいくつかのアイテムを使ってきましたが、いまはこの光る首輪に落ち着きました。落ち着きすぎて何本も持ってる。

そもそもなぜ光るアイテムを付けるのか

もう単純に「暗いところで犬を目立たせるため」です。

都内の道でも暗いところは散歩している犬が見えにくいくらいには十分暗い。ししまるは赤毛ですが、これが黒い毛の犬だと大型犬でもちょっと暗いと結構見えづらくて遠目では気づかなかったりします。黒柴とかホントに見えづらい。

人間も、自動車にランプがついてたり自転車に反射板がついてたり、さらには歩行者用の反射材があったりするのと同じ理屈で、犬にも光るモノをつけて「ココに犬がいるぞ」と周囲に知らせて事故発生を未然に防ごうとしているワケです。

ペンダント型のものは要注意

ししまるも、最初に使っていたのはペンダント型のライトでした。

NITEIZE(ナイトアイズ) スポットリット SLG-06 (日本正規品)
カラバリいくつかあります。いまは電池式のほかに充電式もあるとな。
小型だしカラビナ一体型でハーネスや首輪につけるのもそこそこ手軽、結構強く点滅する、防滴仕様等、良い点もあるので気に入ってはいました。

が、使っているうちに弱点が気になり始めました。それは「小さすぎること」。

この大きさだと、首輪やハーネスのどこにつけても犬の体が邪魔して一定の角度からは光が見えなくなっちゃうのです。上で挙げた商品はメーカーもペット用として提供しているようだしパッケージにも犬の写真が使われていますが、パッケージの写真みたいに大型犬の首輪の正面につけると、真後ろからはほとんど見えないです。電池交換直後のフルパワー状態であれば、本体が見えない角度からでも明滅する光は見えるかもしれない。けどそれも犬の体の大きさによります。小型ならともかく、中型、大型だとどんどん厳しくなるでしょう。

ししまる1歳。
ハーネスとリードの繋ぎ目付近に白く丸いスポットリッドをつけてますが……
正面からだとスポットリッド全然見えません。
リードの真ん中あたりに着けて、どの角度からでも見えるようにすればアリでしょうが、着けるのに少し工夫が必要でしょう。すくなくともスポットリッド単体ではカラビナが小さすぎるのでなにかしらパーツが必要です。

さらにこの「電池式」であることも弱点のひとつかと。

前段で「電池交換直後のフルパワー状態であれば」と書きましたが、どうしても電池交換してからしばらくすると光が弱くなってしまうんです。使う電池にもよるでしょうが、体感で「交換直後」の光の強さが保つのは早くて当日、せいぜい2、3日と感じました。もちろんそれからしばらくはフツーに光って使えるのですが、しばらくして徐々に弱まる光に「コレもう電池交換? まだもうちょい使える?」と悩むことに。

そして電池の交換というものは往々にして少々めんどうくさい。慣れていればすぐできるけど、そうでないと「あれ、電池どこだっけ。あれ、フタどうやって外すんだっけ。あれ、固くてなかなか外れんぞオイこのボタン電池外れないじゃんつまようじつまようじアッ急に外れた転がってった犬が食べちゃったら大変探せ探せ!」みたいなね。ちょっとした惨事。

もちろん電池もタダじゃありません。買う必要があります。件のナイトアイズ・スポットリットも汎用のコイン型電池なので、型さえ合ってりゃ使えるのですが……

LiCB 20個入 CR2016 リチウム ボタン 電池 3V 2016 コイン形電池 水銀ゼロシリーズ
コレとか。質はわからんけどかなり安い。
モノ知らずの店長は使っていた当時ナイトアイズのスポットリットの専用電池なんだと思い込み、ペットショップで本体と一緒に売られていたナイトアイズが出しているスポットリット交換用電池をわざわざ買ってました。たしか電池1コあたり300円以上した気がする。とんでもないわ。

スポットリット、充電式もあるようですが見たところ電池交換式と同じようにカバーを外して充電用コネクタにケーブルを繋ぐ仕組みの模様。充電のたびにわざわざカバー外さなきゃならないのはいただけないです。毎日充電したい派ならなおさら。

と、スポットリットを例に出してデメリットを書いてしまいましたが、大きさがこの程度のものであればすべて同じことがいえます。要は「小さすぎて見えづらい」。対策として100均で似たようなライトがあったので追加装着とかしてみましたけど長続きしませんでした。装具が増えるのは、その分だけ手間が増えるということなので。オマケに100均はやっぱりあっちゅーまに点かなくなるし。

充電式の光る首輪なら問題解決

まずペンダントタイプの「小さい」という問題点を、光る首輪ならカバーできます。だって大きいんだもん。
2022年5月深夜の赤城高原SAにて。
正面からでも……
結構離れた斜め後ろからでも
首輪の光が見えます。
首輪をつける位置や体の大きさ、毛足の長さ等で若干首輪が見えづらい角度が出ることはありますが、首輪全体が強く明滅していればかなり気付きやすいです。万一の電池切れに備えて、しし家では基本的に2本使い。色の組み合わせで遊んでるトコもありますが(結構楽しい)。
毎年12月は赤+緑で
クリスマスカラー。
桜の季節には赤+ピンク。
この「強く光る」という点も大事ですが、これについてはマメに充電していれば毎日ほぼフルパワーで光ってくれます。「充電ケーブルの端子が差しづらくってメンドくさい」というのも慣れればクリア。個人的には定期的にやってくる電池交換よりもラクな気がします。実際ししまる家では夜散歩から帰ったらほぼ毎日充電してます。もちろん「首輪の置き場所に届くよう充電ケーブルを配線する」というちょっとした工夫はしてますが。そうすると、毎日スマホを充電するのと同じノリなんですよね。電池式みたいに「けっこう光が弱くなってきたけどまだ光ってはいるからもうしばらくそのまま使う」みたいなことがなくなります。
しし家の「光る首輪」置き場。
使ったら即充電。
着脱も至って簡単。輪っかになってるモノを犬の頭に通すだけ。ただ、そもそもの話になってしまいますが、犬の好みというか、相性みたいな問題はあるでしょう。首回りを触られたりするのが嫌いな犬もいるそうで……その場合は「着脱が簡単」とは言えなくなっちゃいますね。犬散歩で知り合った方の犬はまさにコレで、普段からフツーの首輪の付け外しも結構なひと仕事だとおっしゃってました。付け外しすると怒るんだって。だから首輪は普段からつけっぱなしにしているそうです。ともあれ、ししまるもですが、首に通すものに抵抗のない犬であれば付け外しも簡単です。軽いのでカバンにポイと入れて持ち歩けるので、長丁場の散歩の時には昼に持って出て暗くなったら外で着ける、という使い方もよくやります。最初から首に通しておいてもいいんだけどね。

「充電式の光る首輪」は、似たような製品がたくさんあるのでどれでも同じかなと思います。が、色違いを組み合わせて着ける時は同じ型の色違いを着けたほうがキレイに見えるよ!(ウチくらいしかやらないって)

「中身はまったく同じ製品なんだけどいろんな売り主(メーカー名)がいろんな値段で出している」というAmazonあるあるな商品でもあるので、色違いを検討する際はよく探した方が良いです。画像から判断するしかないんだけど。

また、大体の製品は同じ形状で作られているのでカットして長さ調節可能な物が多いです。短くしすぎると着脱がめんどくさくなるので少し余裕を持たせたほうがよいかと。サイズ調整は最初だけの手間なのでどうぞ慎重に。

短所は「耐久性」、というより……

使い始めて早数年、使えている間はこれといった欠点が見当たらないのですが、敢えて挙げるというには割と大きめな短所として「当たり外れがちょいちょいある」ということかと思います。

冒頭の写真、フィオが着けてる3本もしし家のものなので写ってるだけで6本。この他にも型違い色違いで全部で何本持っているやらなのですが、その中でも割と早く接触不良を起こしたものや、パイプのつなぎが緩くてすぐに外れちゃうものがありました。ちなみにどれもAmazonでセールの時に狙って買ったもの。型は同じでも色違いを別々の売り主から買ったりもしましたが、印象としては、特定の売り主のものが悪いのではなく、製品単位で当たり外れがあるのだろうといった具合です。まぁ、機械モノには必ず付き物の話ですし……

パイプが緩いものについては、あんまりひどけりゃ接着剤とかで対処すれば問題ないですが、接触不良や断線はいただけません。しし家にはハンダとかないのでビニテで補修したりして使ってましたが、やっぱり点いたり点かなかったりというのは困りモノです。ごまかして使ったりしましたが、何度目かの補修の時点で諦めました。

ハズレでなければ、何の問題もなく継続使用できています。雨の日もあまり気にせずに使っていますが、それで壊れたということもないです。たまたまかもだけど。なのでハズレを引かないように祈りましょう。

キャンプでも、飲み屋でも

キャンプやる方はお分かりかと思いますが、キャンプ場は夜になるとかなり暗くなるところが多いです。ほとんど照明がなくて通路は真っ暗、というところもしばしば。夜のトイレ散歩に行く時ももちろん、万一の際の目印として、キャンプの夜はししまるに寝るまでチカチカつけてます。
周りが暗いからチカチカが一層目立つ。
あと、我が家はちょいちょい、ししまるを夜遊びに付き合わせたりするのですが、そういう場面でもチカチカ使ってます。シッポ踏ませてしまったりしたらご迷惑かけちゃいますし。それは昼夜問わず言えることですが、夜は特に。「そこに犬がいるなんて思わなかった」というトラブルを回避すべく活用してます。
ココに犬いますアピール。
今日も今日とて、ししまるはチカチカつけて夜散歩に行きます。

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東京生まれ、東京育ち。 いまもヌシ様、ししまると一緒に都内のマンションで2人と1匹暮らし。 炊事と機械設備担当。

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