ノースフェイスのバルトロを補修した話

2019/02/03

DIY 犬以外の話

t f B! P L

 4年経ってからもコレは成功だったと思う。

見事なカギ裂き。

ヌシ様が二人兼用でと買ってくれたノースフェイスの「バルトロライトジャケット」、店長が着ている時にカギ裂きを作ってしまいました。破ったのはししまるです。病院の診察台から早く逃げようと店長に飛びついてもがいた時に爪が当たってビリッと。その時は気づかなかったのですが、家に帰ってから「なんか白いのがフワフワしてない?」と。で、見てみたら破れてるじゃん!!と。左の二の腕の裏あたりです。

見た目の問題もそうですが、ちょっとならともかく大きく動けばどんどん白い綿が出てきてしまう状態で、とてもこのままじゃ使っていられません。けどコレだけで処分するなんてとんでもない。穴さえなきゃ、まだまだ全然フツーに着られるんだもん。

「ノースのバルトロ」といえば、高価で高機能なことはもちろん、オシャレで大人気ゆえ品薄でなかなか買えないということでも有名なシロモノ。ところが、普段から浅く広くつまみ食い的な知識をひけらかす物知り風味な店長は、ことファッション流行オシャレといった分野について格別に詳しくないことマジ卍。なのでこの時点で、バルトロさんが「そういうシロモノ」だと知りませんでした。「ヌシ様が買ってきたちょっとオシャレな高い服」程度の認識(まぁ間違ってはいない)。猫に小判、豚に真珠、店長にバルトロ。とはいえ、その防寒性能や着心地、あとは一応見た目の部分も含めて大変に気に入っていたことに違いはないので、「直そう」という話になりました。

もちろん最初は二人も「直してもらう方法」を検討しました。しかしながらネットで軽く調べてみると、「ノースフェイスはモノが高いだけにメーカーのリペアも高いらしい」という情報。しかも、どっかに持ってってホイ出来上がりというワケでもなく日数もかかりそうな雰囲気。うーん。「このくらい、自分でなんとかできないかしら」と店長の悪いクセが出たワケです。ちなみにヌシ様は大いに難色を示しました。何につけ「素人仕事」がイヤなヌシ様ですから、モノがモノなだけに、「ちゃんとメーカーに直してもらったほうがいいんじゃないの」と主張。きちんと時間とお金をかけて、しかるべきところにしかるべき対応を求める。至極真っ当なご意見です。

でも、(予想だけど)送って直してもらって送り返されてン千円……

なんとかどうにかできないものか、そう思いながらスマホをいじる店長が、見つけてしまったのですこんなモノを。

KAWAGUCHI(カワグチ) 手芸用品 ナイロン用 補修シート 黒 93-051

縫わなくていい。
アイロンも使わない。

なにより……

やっす。

「コレで一回試してみりゃいいじゃん。ソレでダメならちゃんと修理に出せば」。店長の主張に渋々折れるヌシ様。承諾したというよりは、内心もう諦めてたんでしょうね。「もうダメだ」って。

毎度お世話になりっぱなしのAmazonプライムで見つけて注文した次の日にはご到着。



補修したいところに大きさを合わせて切って、裏の台紙を剥がしてシールみたいにペタッと貼るだけとな。で、角は丸くしておくと剥がれにくいらしい。ふむふむ、ということは剥がれたりすることもあるってコトね。

角を丸く切りました。

いざ、補修。

やっぱり立体的な状態の方がキレイにできそうだということで、ヌシ様にジャケットを着てもらいます。中綿が出てこないように気をつけながら、貼り付ける箇所を丁寧に拭いて汚れを落として、かぎ裂き全体を覆うように補修テープを接着。

貼れました!

上の写真では、いかにも補修してますよといったように見えますが、もともとが紺と黒のツートンだったし、紺の部分も色が濃く、なにより元の布地とテープの質感がかなり似ていたので、見方によっちゃかなり目立たなくなりました。

パッと見、そこまで目立たない。

位置的に、背中側からみたらイヤでも目に入る場所ではあるんですが、正面からは見えないし、目に入ってもそこまで意識が向きません。実際に、直した本人である店長が、ときどき補修した跡だということを忘れてたりするくらいでしたから(店長がマヌケなだけと言われてしまえばそれまでだけど)。防寒性能についても問題ナシ。「左腕だけ寒い」なんてコトはありませんでした。右腕と同じくあったかい。

そして耐久性についてですが、ちょうどこの記事を書いている2023年2月まで丸4年保ちました。その間、クリーニングにも毎年出して、です。とうとう角から剥がれかかってきてしまったので、また同じシールで同じように補修しました。ヌシ様がいなかったので店長一人での作業でしたが、タオルを丸めてソデの部分に詰めればひとりでできるもん。ちなみに使ったシールはこの2019年に念の為と2枚買っておいた予備の分。だって2枚買ったってきっとジャケットの送料より安いし。そして4年越しでも活躍するこのシールがいかに優秀であるか。

渋っていたヌシ様も、この出来栄えは大目に見る気になったようで、補修して以降、たまに着るほどでした。イヤだったらどんなに暖かくても着ないもんねヌシ様は。

ちなみに店長はこのバルトロさんを本当に気に入っていて、毎年冬になると家の中でも毎日のように着ている(節電)ので、袖口のところが擦れて傷んできてしまったのですが、その部分にも同じテープを使ってます。小さいうちに補修しとけば傷みも広がらないし。袖口は元の布地が黒なので、言われなきゃまず気づけない。言われてもよく見なきゃわからない。ホントに優秀。

これからもバルトロさんが長持ちしますように。

2020年1月、店長がそのバルトロを着て行った高尾山。
補修箇所、写ってるけどわかんないでしょ。

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東京生まれ、東京育ち。 いまもヌシ様、ししまると一緒に都内のマンションで2人と1匹暮らし。 炊事と機械設備担当。

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